横トリ見てきたよ

昨日の話。
広くて、いっぱい有って、会場が渋くて、寒い。

フライングサーカスプロジェクトのビデオ作品、中国の作家(特に、中華街の門の作品)など、アジアの作家に興味深い作品が多く、新鮮。荒削りだけど、勢いのある作品が多かった様に思う。

でも派手な作品ばかりじゃない。薄暗い4号棟のがやがやと騒々しい中に有って、薄く静かに光るインゴ・ギュンターのすーっと細長い海の絵にそった壁は、はしゃぐ学生達の声も、他の作品が発する音も、聞こえない、「隅っこの場」だった。

会場の広さと、展示の仕方については、ちょっと思うところもある。
広々とした倉庫のそこかしこに展示してあるので、常時、4、5点の作品が目に入ってしまう。
その雑多な感じに、わくわくし、逆に興味のわかない作品は気軽にスルーできる。それを開放感と言うのか、サーカス的、と言うのか分からないが、ちょっとカジュアルすぎる気もする。