沈黙の脱獄

またまたスティーヴン・セガール
沈黙の脱獄」を最終日ぎりぎりに見に行く。ノーチェックだったのでね。。。

この前見てきた「沈黙の追撃」が微妙な出来だったので、ちょっとばかし心配だったのだけど、これはなかなかの快作。

いつに無くご機嫌なセガールがばったばったと悪者をなぎ倒していく。
このテンポの良さとご機嫌さは役柄(泥棒なんだから深刻そうな顔をしなくても良い)に拠るんだろうな。セガールのセリフ、トレッチとの掛け合いなど、笑いどころもちょいちょい有る。(一番おかしかったのはマックスのボディガードとの戦い。ありゃ「魔宮の伝説」へのオマージュ、だな。)

そんなのだから、都合よく進むストーリー、突然出てくるチャイニーズマフィア、そして、ちゃんとフォローされないので伏線だかなんだか分からないショット、とかが有っても、全然気にならない。誰これ?とか、なんで出てきたの?とか思ってるうちに撃ちあいが始まっちゃうんだから。

流れに身を任せると言うか、勢いに逆らわないと言うか、そう言う映画の見方も、時間の過ごし方も、アリだよね。と。


HipHopな人たちと組んだセガール映画、いや、アクション映画は金かけたのが多いな。ロミオ・マスト・ダイDENGEKI、ブラックダイアモンドのDMX三部作(DENGEKI以外はジェット・リーだ)なんか、そうじゃない?DAKKANとかもそうじゃない?
セガール一人の映画と比べて勢いが全然違うよ。スター2人で客も集めやすいんだろうな。
今時のブラックスプロイテーションってのは、こういう映画なのかな?と思ったりもする。アメリカでの客の入りとその傾向ってどんな感じなんだろう?


そうそう。タイトル前に制作会社クレジットが4社も続いたんだな。金かかってなさそうな映画で見かける会社ばかりが続くからちょっと不安になった。それだけ。