2007/11/18 根付

沈黙の激突」を見る前の話。

東京駅に寄ったのだが、駅構内で江戸の職人芸の展示即売会をやっていた。目に留まったのは根付職人のおじさん。
いかにも江戸っ子な風貌で、作業場を構え、その前に根付を並べて売っている。が、時代にもちゃんと適応している。根付が携帯のストラップなのだ。これは面白いなあ、どこで買えるんだろう?と話を聞いてみると、普段は歌舞伎座明治座などで興行にあわせて店を開いているので、店舗は持っていないそうだ。ここで会ったもなにかの縁なので、自分の干支の根付ストラップを買うことに。。。
その場でちゃちゃっと名入れをしてくれたのだが、いや、なんとも良い感じでした。

着物を着なくなった今、根付はコレクションアイテムなのだな、と思っていたのだけれど、そんなことはなく、ちゃんと生き続けていくんだな。って、考えてみたら、携帯のストラップって、根付みたいなモノなんだな。携帯品を無くさないようにする道具であり、装飾品でもある。だから、根付がここに活路を見出したのも、自然と言えば自然なのかもしれない。